紀伊ハンター Minminzemi-Jr

こんにちは!「Min 1号」と「Min 2号」のブログです。

真夏のお祭り「第51回ぶんだら節2019」と「第16回おどるんや紀州よさこい2019」和歌山城周辺【夏祭り】

昭和四十四年に『紀州踊り ぶんだら節』が始まりました。また『紀州よさこい』は、平成十六年からのスタートです。いまや和歌山市おける“真夏の風物詩”となりました。

 

市民に愛され続ける、伝統あるお祭り『紀州踊り ぶんだら節』

 

紀州の夏の始まりを告げる、花火大会『港まつり』紀州踊りの『ぶんだらぶし』と『 紀州よさこい祭り』は、和歌山市における「三大お祭りイベント」へと成長しました!

(※「夏の花火大会」の最初は、享保十八年のこと。疫病・大飢饉があり、亡くなった方々への慰霊と悪疫退散を祈念する「水神祭」その時に“打上花火”をあげたことから、夏に定着した)

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ご存知、和歌山城です

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和歌山港まつり花火大会

紀州の偉人「紀伊國屋文左衛門」にちなんだ「紀州おどり」ですが、踊り子が和歌山城周辺を練り歩き、毎年大勢の人々で会場がにぎわっています。

そして「ぶんだら節」。この歌詞は、和歌山人なら皆んなが知っています。高校の体育祭で、ぶんだら節を“やらされた想い出”があるくらいだからね。笑

 

♪ツレモッテ コイコイ ソリャ モッテ コイコイ

どんと乗りきる 遠州灘は ぶんだらぶって こい こい

おとこ 花道 みかん船

ソリャ ヨイ ヨイ ドント ブンダラ ブッテ

コッチャ ムイテ コイ コイ ツレモッテ コイコイ

ドドント コイ コイ ヤレ イケ ソリャ イケ

ドント ドンント ドント シャン シャン シャン♪

 

ぶんだら節を文字に起こすと、まるで“謎な呪文”のようですが…まあこんな感じなのです。

○『正調ぶんだら節』の踊りの様子、けやき大通にて。

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今回(2019)のぶんだら節のトップ連は、地元アイドルの「Fun×Fam」が務めたそうです。そうだったのかぁぁぁ、知らなかった。

○「ぶんだら節」と「紀州よさこい」会場周辺地図(けやき大通、西の丸、砂の丸など)。

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和歌山城北「けやき大通」が会場となる

子供の頃から慣れ親しんだ「ぶんだら節」ですが、しかし今回は「紀州よさこい」のレビューがメイン、写真もたっぷり大盛りです。

 

さて、令和元年 八月三日・四日に開催「紀州 よさこい

ホントに熱い、暑い、お祭りでした!八月四日の日曜日に「紀州よさこい」に行きました。この日が最終日となります。パレード会場の「けやき大通」に到着したのは午後五時。もちろん暑さを考慮してですが、熱風が前から吹いて来ました。

『けやき大通り演舞場』

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「どん、どど~ん!!」

地方車のスーパーウーファが、ビルにガンガン響いています!警備員の方も暑さで、うなだれています。そして路面に熱風がドカドカ吹き抜けてゆく。

立ってるだけで汗が出てきます。こんな日は和歌山弁で『にってんこぼし』と云うそうですが。あの太陽が、地面にまで落ちてきたそんな感じですね。

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和歌山城北側、けやき大通

けやき大通パレード「華鹿」の皆さんの演舞が始まった。奈良県のチーム。メイク、衣装ともバッチリ決まっています!何より笑顔が明るいね。

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“水を差す”ようですが…< 気づいた問題点 >…“水を撒く”べきです。

 

この暑さ、散水車で打ち水💦ぐらい撒いたらいいのにね。ミストとかねイイな。あとね、地方車の排ガスが風に乗り顔に届く、コレは気持ち悪いよ。やはり地方車は「電動トラックを使うべき」だね。ホントそう思う。この場所に来る前には、救急車が走っていました。たぶん“熱中症の搬送”と思われますね。(小声)

 

さて「よさこい」とは、“夜さり来い”という古語から来た言葉だそうです。なのでこの祭りは「夜こそ本番!」なのです。真昼は演者も観客も、かなり辛いよね。

(※「夜さり」は“夜分とか今夜”という意味あいで、九世紀末から使われていた言葉。『さらに“夜さり”この寮にまうで来とのたまいて』竹取物語)

 

西日がキツくて逆光です。すこし撮影が厳しくなってきた。「仏喜踊」ぶきよう、四天王寺大学のチームです。演舞も抹香臭い日本の伝統をリスペクト!したものになってますね。

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この大旗の捌き方も重要なポイントとなります。

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おどるんや「紀州 よさこい祭り 2019」まつりのルーツは、高知県にある。土佐『よさこい祭り』の始まりは、戦後の傷も癒えぬ高知県民を元気づけようと、昭和二十九年から始まったそうですよ。さて、次は「日赤 おどり隊」の皆さんの演舞。

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「赤傘の師匠連」が気になります!まさかのスゴ技を、炸裂させるのでしょうか?

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さぁ、和歌山城をバックに止まったぞ。ボールとか廻すのでしょうか?!

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あ、なるほど、そう来るか。ふつーでした。

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次は、アピール抜群「てんてらてん」の皆さんの演舞です。チームカラーで統一した衣装「コスプレ」は、よさこいの見所のひとつですね。

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はい、カメラ👀目線ありがとう!

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奇抜な衣装、メイクで踊りまくる、まさに傾奇者!自己表現することの大切さが伝わって来ます。お子ちゃまだって参加してるよ!子供よさこい「チーム・パエリア」

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元気炸裂!センターの元気印の娘に、メダルをあげたい!

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これは、未来を感じさせる演舞ですね。

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気になったのは、沿道観客の少なさ。もちろんこの「暑さ」に耐えられないからだと思う。わたしも既に、汗でぐっしょりなりました。

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水分補給のため一時後退。でも、もったいないよなぁ、素晴らしい演舞やってるのにさ。日没時ですね、この時は。多慌てでカメラデータを仕込み直したらアンダーに落ちちゃった。さて、ここで。少し調べてみました「土佐のよさこい」のはなしです。


土佐のよさこい祭り、その始まりのはなし

 

土佐『よさこい祭り』の始まりは、不景気を吹き飛ばし市民を元気づけようと、昭和二十九年に「高知県で始まったお祭り」でした。「第一回よさこい祭り」の参加人数はわずか750人、参加団体は 21団体だったという。

それがいまでは、八月中旬に踊り子が華やかな衣装に身を包み、150団体、約一万六千人が乱舞する「土佐を代表するお祭り✨」に成長しました。

引用文『土佐よさこい祭りは、毎年八月九日の前夜祭を皮切りに十・十一日は鳴子踊りの本番、十二日には後夜祭とよさこい全国大会(※和歌山からも数チームが参加します)が開かれます。また九日には、鏡川河畔で華麗な花火大会も開催されます』(高知市観光協会HPより)

今年も高知城下を舞台に「情熱のよさこい祭り」が始まります。

そしてこの祭りは、高知から日本の各地へと拡がり、さらに海外でも開催されているそうです。とても素晴らしいお祭りに成長しました。

○フランスはパリでのよさこい“HINODEMAI”です! 曲目は何と、パリジャンが『Agara』♪

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○余計なハナシ/むかしより、土佐の女性は「はちきん」といわれている。経験上、とんでも無く“ウワバミ”なのでなかなか油断がなりません! そして肉好き系(何故?)が多いような気が…何でも、男には二個しかないモノが、八つも「金○」持っちょると…八金。

「舐めたらいかんぜっ」例えば『竜馬がゆく』の龍馬姉「乙女姉やん」を想い描いて頂くと…まあ、そんな感じですかね。

 

ドン、ドンドン、ドン…

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エイサー隊がやってきた

エイサーの太鼓が近ずいてきた。伝統オキナワの盆踊り?いや先祖供養なのかな?この独特の動きとリズムは、大好きです。「エイサー祭り」も広まって欲しい演舞ですね。

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兄貴にアイコンタクト☆されてしまった!

次の演舞は、“少し地味な感じ”がする出し物「トルコと日本の交流」がテーマとか。串本であった「エルトゥールル号遭難事件」を素材にしているみたいですが。しかし舞踏表現が…何だか分からん!

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それで、緑のヒトに注目していたら…

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ダッシュされてしまう。ありゃりゃ~

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踊りが少しグダグダなところもあり、でも愉しそうだ。

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和歌山大学よさこいサークルの「和歌乱」わからん、皆さんの演舞でした。

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派手な煽りの地方車が来た

凄い熱量が近づいてきた…「アンタらぁぁぁ、これが最後やでぇぇ~ぇ~わかっギギゴゴガガ◇#△×☆@」お叫び、叫んでいる!思わず地方車を撮ってしまった。

提灯持って踊る演舞、これ大好き。日没し黄昏時、祭りは最高潮です。一気に幽玄な舞台に早変わりしました。

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「喜笑華」の皆さんです。はい、構えて!

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ドドド~ン!!

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ドド~ン!いい顔しています。

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続きましてチーム「乱痴気」の登場です。

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提灯をフリフリ踊ります

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キメっ!
 

ざっくりと「よさこいまつり」について 

 

○このお祭の主なルールは…わりとシンプル

①踊り子が手に持つ楽器『鳴子』を持つこと。

よさこい節の一節を必ず入れること、のみ。

(※この自由さが人気の秘密でもあり、拡散力の要因となった)

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○演舞スタイル

大切な要素「髪型、衣 装、メイク、振り付け」などは、それぞれのチームが色々と工夫を凝らし、観客を飽きさせません。各チームで統一した、カラフルな「和風コスプレ」は、よさこいの魅力のひとつですね。

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地方車(じかたしゃ)

パレードでおどる踊り子隊の一番前を、華やかに装飾した地方車(デコトラ、1トン車)が、ゆっくりと進む。車の上からはマイクの「アオリ」や「和太鼓や楽器」で盛り上げます。地方車の仕掛けや装飾にも、各チームが色々な知恵を絞ります。

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地方車賞 華酔組

○大旗(おおはた)

踊り子隊の前後の位置にて、色とりどりなチームフラッグで士気を鼓舞します。風が強い日は、見るからに旗士は大変そうです。それをものともせず、大空に美しく翻る大旗はカッコイイです!心がワクワクしますね。

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翻る大旗、ワクワクします

暗くなると地方車のライトだけとなり、かなりシャッターも重くなる。ラスト近くにはよさこい猛者達の演舞が続くのだが、激しい動きはカメラがもう追いつけない。これが残念ポイントとなった。光量不足ですね。

 

和歌山城にある「砂の丸演舞場」に移動します

 

ふぁ~、熱気でフラフラになったよ。和歌山城砂の丸広場には、大きい舞台が組んでありました。昼間にはここで、よさこい演舞が行われていたそうです。

紀州よさこいには「総踊り曲」があります。踊り子、観客全員で踊れる曲です。昨年あたりから『アガラ』和歌山弁で“私達”といった意味の曲が新たに登場しました。

○総踊り曲『アガラ』参加者全員で踊ります! (2019年の様子)

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今年は熱量が違っていた。ほらおねーさんの「目からビーム」まで出てるし!

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○そして続いて『Yappa紀州』 で大会を〆ました! (2019年の様子)

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♪やっぱ紀州~やっぱ紀州~そうじょな やっぱ紀州~よいやっさ♪

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○さて、いよいよ第十六回「紀州よさこい三賞」発表です!

♪~ダララララ、ジャ~ン♪

 

▷おどるんや 銀賞(市長賞)は…『夢天翔』

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▷おどるんや 金賞(知事賞)は…『華酔組』

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▷おどるんや 大賞は……『紀州龍神

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それぞれが受賞しましたっ!

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受賞チームの皆さん、おめでとうございます! 参加された方々もお疲れ様でした。

よさこい祭りはまだまだ続きます。

 

○余談/祭がはねて、南海和歌山市駅まで歩いた帰り道。その道程のこと。何故かわたしの頭の中に流れていたのは『長く短い祭り』だった。

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天上天下 繋ぐ花火哉 万代と刹那の出会ひ 

忘るまじ 忘るまじ 忘るまじ 我らの夏を~♪

 

参考/高知市観光協会HP、紀州おどるんやHP、ウキペディア

(4600文字、Thank you for reading.)#なんて素敵な和歌山なんでしょう