直撃颱風 二十四號の思ひでを綴る、秋。今年の颱風はもの凄かったね【台風一過】
スーパータイフーン「台風24号 チャーミー」の思い出について、少し記しておこう。
「何だコレはっ…」まずビビったのは、この何ともな台風の眼である。ISSから撮影されたモノなのだが巨大で、邪悪で、鳴門の渦潮の超巨大版の様な映像にビックリした。
ゴゴゴッゴゴゴゴゴゥゥゥ~という凄まじい唸りまで聴こえてきそうな映像ではないですかっ!
天気予報によれば「九月二十六日時点の台風24号の中心気圧は935hPa、最大風速は50メートルの「大型」で「非常に強い(上から2番目に強い)」勢力です。米軍合同台風警報センターによると「進行速度は時速5.5キロで、これは人が歩く速さとほぼ同じです」と云う。
また針路予想が「四国から紀伊半島を直撃する」というのだ。前回の台風23号の傷も癒えないうちにまたもか…追い討ちをかけるようにやって来ると云うのだ。我が家は丘の上に建つマンション十階に住んでいる。遮蔽物が一切なく、晴れた日にはすこぶるイイ眺めなのだが、南からの風雨にはモロに喰らうこととなる。
そのひとつ前の「台風23号 バリジャット」襲来では、こんな有様だった。
ベランダから海を眺めると…うひゃぁぁな展開。
そうなんです。台風23号襲来当日には海は兇悪な様相を示していた。「これ…なんかやばいぞっ!」その嫌な予想は果たして当たったのだった!
台風一過、その爪痕をガッツリ残し去っていった。
何と我が家では…部屋の中まで浸水し、ベランダはこの有様だった。燐家との間を仕切るパティションが射抜かれ、ぶっ飛んでしまったのだ。
まるで凶悪なケダモノが走り抜けたかのように。
左も…
右も…
ぶっ跳んだぁぁ~!
思わず呟く…「いやぁ、風通しいいねぇ~」お隣さんが丸見えだ。
台風襲来前日、それでどうしたかと云えば…
この前回23号の体験、教訓を踏まえて、厳重に対策を図った。
先ずは食料品(インスタント麺とパン、芋類)の買い出しを済ませ、風呂場と水ボトルに約200ℓを確保した。ベランダの植物や諸々は、すべて室内に入れ、ベランダ窓際にはうず高く新聞紙を敷き詰めた。ベランダサッシにも、外からガムテープで目張りまでした。「コレでそなえは、盤石っ!」とりあえず完了した。
少し疲れてベランダから海を眺めたら…荒れた…あれ?
あれれ、いい波が、たってるっ!サーフィンやってるよ?!
サーファーにとって台風は正義、Welcomeなコトだったのだ。
南からの熱風とウエーブ、海岸はまるで真夏に逆戻りしたかのようだった。
結果的には24号チャーミーさんは紀伊半島に上陸した。でも前回23号程ではなかった。これはワタシが住む地域が、台風進路方向の左側にあったからだと思われる。
しかし今年は台風の当たり年なので、まだまだでかいヤツが来るのカモ知れませんね。
追記/気象庁によると10月22日午前3時、マーシャル諸島近辺で「台風26号 イートゥー」が発生した。そして日本列島に近ずきつつある。そのコースはまだ判らない。
(1200文字、Thank you for reading.)
【魚釣りのススメ 2】渡り蟹と真蛸と、チャンネーは何処 ?! <第二夜>『カニカゴ団 第一回 現地調査』を終えて
失われし蟹を求めて
まるでプルーストの小説タイトルみたいだが、そんな高尚なモノをこのブログに求めては→『おかど違い』←なのである。
(※ちなみに「筋違い」という言葉もあるね。「お門違い」が“訪れる家を間違える”のに対して、その前段階“訪ね歩く道筋”じたいが違う、というおマヌケさま状態)
まぁそれで、残念ながらこちらは「タダのカニとり」の話でしかない。「カニ取り合戦」と見出しを打ちたかったが、いったい誰と闘ってんだか分かんないので、止めた。
○前回のお話はコチラです。魚釣りの神髄、哲学をも語った…と云う迷作?
ひと月ぐらい前のこと、ふと「渡り蟹がたべた~いの」と思った。
それで、スーパーで渡り蟹を買い求めたのだが、予想どうり何とも旨くない。北九州あたりの産で「活」のまま、爪を踏んじばられて配送されて届いたものだ。そして売り場で一晩以上すごしたらしく、あまりにも元気が無かった…こりゃ、残念だカニ。
渡り蟹についてアレコレ
渡り蟹(ガザミ)はエビ目、ワタリガニ科。近種に台湾ガザミ、イシガニがある。オスがメスより大きい。甲羅には戦闘的な尖った角が左右に、キュートな白い水玉模様がある。これらは天敵(主に蛸)の目をあざむく保護色となっているらしい。ホントかな?
ガザミは挟む力がとても強いので、捕獲時の扱いには要注意。過去の経験で言うと「泣き叫ぶ程、マジ痛いぃ~ !!」あの“ヒラタクワガタ”よりもね、超痛いよぉ。(ヒラタクワガタ基準)
五本目の脚は平たく変形した「遊泳脚」これを使って海中をヒョイヒョイ泳ぐことができる。また海底をもの凄いスピードで、カニ走りしているのを見たこともある。
昼間は砂にもぐって目だけを砂の上に出してじっとしていることが多い。食性は肉食性が強く小魚、ゴカイ、貝類等、小動物をさかんに捕食する。いっぽう天敵はエイ、タコ、ヒトなど。やっぱ、ヒト最狂!
うん…ならば釣るしかないではないか。それで、子供に「カニ網」の絵を描いて説明し、買ってきてもらうことにした。カニ網とは、テグスでウニョウニョになってる網があり、これでカニを絡めとるモノである。
よし、堤防から「釣って野郎」じゃないか!
翌日のこと。大きなものガサガサと抱えて子供が帰ってきた。
「はい、買ってきましたよぉ~♪釣具屋で」と嬉しそうにいう。
「二籠で三千円もしたよっ!」ともいう。ありゃりゃ…
「う~ん、それは“カニ籠”で“カニ網”ではないなぁ」とわたし。
さらにスーパーでエサにする「うぼぜ(調理済み、半額シール)」も買ったらしい。うぼぜとは「イボダイ」のコトで、白身で旨い魚だが餌にするには、ワタが無いとね…まぁ、仕方ないね「かに籠」でやってみるべ。
さて、我々「カニカゴ調査団」はしらす漁で有名な、とある漁港に向かっているのだった。
この港、夕暮れ時には水面に太陽が照りばえて、とても美しい港風景が拡がる。「落日燃ゆる」と形容するに相応しい感じだね。きょうも「燃え☀️萌え」だよ。
しらすの双胴船が、繋留されている。第一調査ポイントは漁港の港湾内。この場所は何度も訪れている、いわばホームグラウンド。
漁港内にチヌが居着いたり、巨大コチが上がったり、シーバスの群れが紛れ込んだり。結構、意外性がある場所でもあるのだ。海は金色に照り輝き、幸先のいい雰囲気ではあるな。
カゴにいれる重り替わりの石を集める。だいたい握り拳位のサイズが適当。石をカゴ隅、対角線上にざっと配置する。
餌には新たにスーパーで入手した「鯛あら」をセットする。ずいぶん高価な餌に想えるが、あわてて用意したので仕方ない。前日の「うぼぜ」と併せてグイグイ押し込む。こんな上等な白身魚を餌にするとはなぁ。「何だかもうしわけな~あ~い~よ(心のこもって無い声)」グイグイっと。
そして、良さげなポイントめがけて、カゴを沈める。この漁港の底は澪筋は深いが、淵は浅いのだ。
ジャボ~ン、ブクブク。
これにて、完了である。
はい。第一回調査、結果発表です。
さて翌朝、五時半なのである。もう、めっさ眠~い。
ソロりソロりと、沈めたカゴを上げてみる。
「おっ、なんかいるぞっ~」グネグネうにょうにょ。
「たこ🐙でぇ~す !!」でた、ワオ!
一カゴ目。マダコをゲット!
網から何とか脱走を試みる引田天タコー氏。うにょうにょしながら、この網目サイズ(約15㍉×15㍉)を見事すり抜けたのだ。脚はともかくデカい頭までね、すり抜けるとはっ!
「ナイスイリュージョン!!」👏拍👏手👏
しか~し鬼より怖いヒトの足に、呆気なく阻止され絡め取られたのだった。
二カゴ目。またもタコですな。目を真っ赤にさせて「ギィ~!」と叫んでいるところ。彼はかなり怒っていますねぇ!タコが威嚇音を出すの初めて聞いたぞ。
天タコー氏「な、なにさらすんじゃ~ボケッ!ワイはナイスな別荘で、只今お食事中やったんやぁ~怒💢」てな感じだった。
マダコについてナンダカンダばなし
真蛸は、日本タコ界の代表選手。タコ目、真蛸科。
食の旬は真夏です。どうも「白いものを餌」と認識する習性を持つらしいので、らっきょや瀬戸物の欠片でテンヤ釣りをすると良いらしい。
そう云えば昔“白いルアープラグ”にタコが乗ってきたのを見たことがある。そんな馬鹿なっ?だけれども、ホントにあった目撃話なのです。
また周囲の環境に合わせて、みずから体色や形状を変えることができ、海中では擬態していることが多い。いわば「海中のカメレオン」でもある。
そしてさらに特筆すべきは、その知能の高さ。海に落ちたミカンを食べるとか、薩摩芋畑まで芋を食べに来るとか、そんな話を聞いた事がある。
天敵はウツボ、エイ、ヒトがいる。やっぱ、ヒト最恐!
しかしよく見ると、このタコの姿見るからにヘンテコ過ぎないかな?上部に胴体その下に頭、ソコから脚(触手)が八本もはえているなんてね。
例えば人間に置き換えて想像して頂きたい。胴体が上で頭が下にあり、顔の顎あたりから手足がはえている。これ、西宮戎神社の「恐怖の牛女」どころではないっ!リングリングサーカスでワールドツアーが出来るレベルである。おかげで西洋では「悪魔の魚」と云う、有難くない呼名まで付けられていますね。
その夜の我が家では…タコパー絶賛開催中
“タコの宴”が始まった!たこ焼きがてんこ盛りィ~食べホーダイ!
「タコ🐙まいうー♪」
まぁ、そんなこんなで第二夜、終了。
今宵はこれまでに致しとうございマスカット、食べた~い♪
(2700文字、Thank you for reading.)#なんて素敵な和歌山なんでしょう
【魚釣りのススメ 1】釣り師とチャンネーと、おさかな天国は何処へ? <第一夜>「釣りを極めたい!?」
何だぁこのタイトル、フイッシングかよっ!
「だって、釣りネタ♡なんだも~ん!」←だいなし。
役に立つかどーかは、あなた次第ですっ !! ←丸投げ適当。
スタートにあたり、前説です。「昔語りを始めるようじゃ、男は終わりだべぇ」いや、案外そうでもないしね
実はですねぇ、いままではブログのセオリー「自分の好きなこと(得意分野)を書く」ことをなるべく避けていました。それは「釣りとか、園芸、山歩き、ゴルフやらダイビング」など、諸々雑多な「過去の趣味」に係わることでして。そんなものは描きネタに詰まった時にとっておけばいいや、と思ってました。
だいいちホントに“得意”と、言い切って良いのだろうか ??そこはかと不安が広がる。そして「下手の横好き、云々」という言葉が頭をよぎる。なんだかんだ、極力ブログでは避けようとした。自分の“好きなこと、得意な分野”で勝負するのが「ブログの王道」ならば、自分はあえて裏道を歩こうぢゃないかと。「人知れず裏山にも、山桜は咲く」のだよっ!と考えた訳で…?!
昨年チャレンジした結果、見事に七転八刀斎だよ、るろうに剣心だょ(イミワカランやん)リアルにそんなにエキサイトな出来事が、次々ある訳ないしね。
Say「ほらねイワんこっちゃないよぉ」イワンの馬鹿、バカバカぁ~!
え~と、うん。「釣りの話」だったっけ。
そう、テーマは釣り
なのだ。
昔のことわざに、こうあるよ…
『釣りを知らないことは、人生の楽しみの半分を知らないことだ』By へドン
いうよねぇ、それなら残りの半分は、チャンネーとよろしくや…まぁ「ゴルフ」かな。うんうん、きっとそうだよ。「釣りとゴルフ」昔からおやぢの二大お楽しみ、道楽だと思うけどもね。逆に言えば、ひと昔前まで女子供の付け入るスキがない「イカ臭っさ~いオヤヂ世界」だったのです。
想えば「釣りとゴルフの共通点」は、レジャーとしてのお気軽さが、まるでな~いことですね
例えば自然との闘いがある。容赦なく降り注ぐ紫外線、急変する雨風に、突然かぶる波飛沫、その挙句アミエビ汁まで、乱れ跳ぶとぶ~!! でも逆に、ゴルフボールは飛ばないのだケドね、初心者はね。ははっ!
中国の古い諺(ことわざ)にも、こうありますよ。
『一日幸福でいたかったら、床屋に行きなさい。一週間幸福でいたかったら、結婚しなさい。一ヶ月間幸福でいたかったら、良い馬を買いなさい。一年幸福でいたかったら、新しい家を建てなさい』そしてさらに、こう続くのです『一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい!』とね。
ありゃぁ、結婚してもわずか一週間しか幸福が続かないのですか。でも釣りは一生モンだよね。生涯ハッピーに暮らせるのだ。
ところが近年、それも崩れたかな。釣り場では女子供が竿振り回し「きゃいきゃい~♪」し、海上にも「釣りガール」なるものが発生している。
磯場なんか渡った釣りガール、例えばトイレはど~すんだろ?回りは海だよ、もう逃げ場はないよ!そしてゴルフ場にも「ゴルフガール」なるものが激増したらしいね。
よおし、もっかい書いておく!!
『一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい』だぞ!
個人的には「エエでないかい~、うんうん♪」と思うが、それを嫌う人もまた沢山いて、相対的にオヤヂの釣り人口を減らしたと思う。
親父共は「釣果より釣趣」を大事にしますからね。マナーとルールを知らない奴らが“釣場”を荒らす「釣り散らかし、ゴミ散らかす」ホントだよっ。
よく云う「悪貨が良貨を駆逐する」状況が生まれたんだ。でもね、その一方で若者(子供も)を導けなかった大人達や、売りっぱなしでアフターケアすらしない「釣り業界」にも、問題アルのではないかな。
昔、釣り場には必ずいたうるさい釣り場のヌシさんは、消えたね(でも怖い船長は、いまだに健在だ!)なんだかなぁ。
言うよねぇ「釣りを極めた~い!」でも“コミ障”は上達しない理由
コミ障が何故ダメなのか?それは釣りは「生きた情報が大切」で、釣り場でのヒトからヒトの情報収集が命となる。例えば、釣具屋店員(ちと怪しい)とか、漁師や釣り宿の船長からのサジェスチョンは、特に重要ですね。
自分が必要とする釣り方、釣場情報を巧く聴き出す「コミスキ」は必須要件となる。とにかく毎日、海や川に出ているヒトにかなう訳はないのだから。ところがね、釣り場でよく見かける光景ですね。
ぽつんと「アローン」これが清く正しい「真の釣り人の姿」なのですよ。
基本「釣り人は黙って水辺と対峙」しているものなのだ。つまり文明社会に背を向けて唯ただ、独り釣り糸をたれている『孤高の存在✨』
(※孤高…それは清く気高い精神。個人の社会生活におけるひとつの状況を指し、または一種の信念や美学に基づき、群れに属さず他人と離れ、それ故に必要以上に苦労も背負い込んでしまう。私利私欲を求めず、妥協することもなく「名誉」や「誇り」といった精神的なものを重視するあまり、周りが「気高さ」を感じて崇めてしまう現象でもあるのだ!)
そんな釣り知識や経験もない団地の奥さん(←なぜ団地)なら、まずこう思うのだろうね。
「あら、よっぽど人間嫌いなんだわぁ~アノひと!」
「キット偏屈オヤヂなんでしょ。でも鯵くれないかしら?」
「きっと変態なのよキモいわぁ、シッシッ!でも鯛くれないかしら?」
いつの世も、なかなか理解はされない「孤高の存在」というものは。古く歴史をひも解けば「イエス・キリスト」がいました。日本では「日蓮聖人」が有名でした。人々にそのドグマ理解されずに、ただただ迫害された歴史がある。←それ釣り人では無いですやん。そうだったね。
そうそう、なかには余りにも釣れないので「メディーション状態」におちいりなぜか覚醒、独自の「悟り」をひらく釣り人がいました。そんなヒトを指差して、いつしかこう呼ぶようになった「ボウズ」と。
「あいつボーズやで、坊主!!」笑 笑
ヒトを缶コーヒーみたいに、呼ばないで頂きたい。←それはBOSS!
さて「はじめての釣り」まるで「はじめてのおつかい」みたく
では、初体験の相手釣り物は、何が相応しいのだろうか?ワタシが思うに、なるべく身近な場所で、必ず釣れる魚がキット良いですね。ホント愉しいから。例えば初夏の「できハゼ」や秋の「小鮒釣り」とか、そんなところから。
何であれ釣れたらヘラヘラと「愉しくなってしまうのが釣り」。その一方、釣れないとですね「坊主か哲学者になってしまう」のが釣りのコワいところ。これ、マジで。それから昔より、釣り人生は「鮒に始まり、鮒に終わる」と云うのですよ。
それは「ふるさと」の唄にも登場するしね。
こりゃ、日本人の魂の遊びなんですかね?
♪兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川 夢はいまもめぐりて 忘れがたき故郷 チャンチャン♪
【第一夜 まとめ】
魚釣りは一生の宝物となる趣味である。多くの釣り人は子供の頃に父親から手ほどきをうけて、その愉しさを知るのではないだろうか?
その時の釣果は忘れても、記憶の断片のひとつひとつは、何時もキラキラ✨と輝いているのだ。『Do the fishing 🐟ギョギョ!』
○続きは、コチラをどうぞ!「カニorタコ」それが問題だっ!
👏お👏め👏で👏鯛
今宵はこれまでに致しとうございまスルメイカ。☺
(3000文字、Thank you for reading.)#なんて素敵な和歌山なんでしょう
【和歌山 加太 友ヶ島 旅 Part5】友ヶ島(沖ノ島)戦記、ついにアキレス最後の戦い!! 「マタオマエカ」
ヒトはとかく“何か”を求め「旅」に出たがるもの。
つまんない日常を飛び出し、非日常に我が身を置いてみる。
そして未知の土地を、ひたすら尋ね歩く。
あげくヘトヘトと、なる。
そして求める“何か”は発見するのだが「謎」は読み解けないまま「トホホ気分」で旅を終えるのが常だ。
それでイィのだ。
なのでまたも“新たなる旅”に出る訳なのだね。いやはや、何やってんだかね。
世の中には「自分探しの旅?」に出るヤツ迄いるらしいが。
オイオイ、旅なんかで自分を探して、ド~すんだい??
それでもイィのだ!
Let's go easy!!
[友ヶ島旅 目次]☆
1、[序の章]「春だし暇だしどっか遊びに行こうではないかっ! 」
2、[序二段] 行楽地、いや攻略地決定!! 空から降りて来た?!
3、[第壱章]春だぁ…これは小夏日和?!ずいぶん暑いよぅ~加太の海
4、[第弐章]九時三十分。ラピュタ起動!!目標は「友ヶ島!!」
5、[中入章]日々是好日…処々。加太の美しい夕焼けなど寄り道話。
6、[第参章]は~い注目!友ヶ島での役立ち情報モロモロを伝達しま~す!!
7、[第四章]ちょっと待って。ありゃ、我々の為すべきコトは何だったっけぇ?
8、[第伍章]「灯台もと暗し」て DO YOU 意味かな?…かなァ?!
9、[第六章]第一砲台跡でワシらも色々考えた٩(´-`)?のだ。
10、[第七章]昼食、無事に完了。次は、とりあえず海岸に行ってみようか。
11、[第八章]さぁ次は、海軍聴音所にむけて大きく舵を切る!
12、[第九章]砲台跡階段で話し声。いったい、お前は誰なんだ…「マタオマエカ」
13、[第拾章]ホ~ント!!この世界は、一寸先は真っ暗闇なのである。色々謎が多いよねえ。
14、[最終章]闘い彷徨い続けたアキレス、確かな休息の場所へ。(或いは友ヶ島とラピュタと、宮崎作品の本質?!)
15、[附属記]友ヶ島(沖ノ島)の歩き方!サクッとまとめてみました!
○前回のお話しですね↓↓↓Part4です。
友ヶ島旅 最終章 オーラス!「人生は旅だもんね。」と、芭蕉さんが言ったとか…マジか?
[第九章]砲台跡階段で話し声。いったい、お前は誰なんだ「マタオマエカ」
右翼砲座跡から通路側に、いったん戻ることにした。弾薬支庫の俯瞰写真を撮ろうと思ったのだ。すると階段を上がりかけたら、何やら上の方で以前に聞いた覚えの声が微かにするのだ。
「このぉ~階段やったらぁ、今度はぁ~降りれるぅよぅ~なぁ?」(←声が、ちっこい!)
「………」
あぁ、ヤツらだっ。
「上からヤツらが、来るっ!!」
あの“オタっぷる”がモデルコースど~りに、来やがったかぁ。しゃーない、道(階段)をあけるぞ。昇り掛けた階段を降り、階段を譲ることにする。まぁ“降り方優先”である。急な角度で、危険だしね。
何と優しいジェントルなメン男だろうね、俺ってばよう。
うんうん。
えらい、偉い、俺♪
階段下で兄オタ男達を、しばし待つが…。
「ん…何だぁ?」
「あれ~っ?あれれのれ??」
なんと、誰も降りて来ないのである。
代わりに降りてきたのは、如何にもなヤンキー風のグループがっ。
「あぁん!オラオラオラァ~、何じゃいオタ男!!」
これじゃぁ、わしがまるでヤンキにビビって階段すら昇れねェ、チキン野郎みたいじゃねえかぁ~💢先程の展望台休憩所では「頑張れェ~!」と、秘かなエールを送った俺様ナノだがそれは取り消す!発言は万能修正液で全面的に塗り潰し消すぅぅぅ…
「オタ男、お前はもうガンバルなっ!!」以上!
上書き修正を済ませた我々一行は、有名な構図、弾薬支庫の写真を撮った。
[第拾章]ホ~ント!!この世界は、一寸先は真っ暗闇なのである。色々謎が多いよねえ。
この場所はかなり、肌にヒンヤリとする。体感温度的には、マイナス5度位は下がったかな。空気の流れなく湿気も何かこもった感じがする。この感じは…あぁ、鍾乳洞と同じ感覚だ。
第三砲台跡の地下弾薬庫に我々はいた。
手探り、足探り、ノロノロ進むのだが、別に暗闇が怖いからでは無い。地下層にやたらめったら別のパーティが、舟虫の様にチロチロしているからだ。サクサク歩いたりしたら“蟻さんごっつんこ”しかねない。各隊に暗視ゴーグルが、必要だなっ。
「ATフィールド全開!!」
スマホ画面をライトがわりに、彷徨いている馬鹿どもが、ワサワサといる。スマホ(アプリ)では何の役にもたたないだろうに。まったく全く!
しかしこの感じはまさに、RPGの地下ダンジョンをリアル体験しているようなものでもある。違うのは敵キャラ(他の観光客のコト)の出現頻度かな。
その確率は「スライムが現れた!」以上で、キャラ逃亡確率も「メタルスライムは逃げ出した!」位かな。これでは勇者のレベルが、全く上がらないではないか。これでも初代ドラクエを三日でクリアした男なのだぞ!(←何じゃ、その自慢は?バカじゃろ
地下通路と弾薬庫は煉瓦面の上に、漆喰を施しているようだ。湿度と温度を、安定させるためなのかな。弾薬庫の裏側?に40cm幅位の通路を見つけた。懐中電灯で照らすと、どうも上方に向かっているみたいだ。
「なんだ、この階段は…??」
人ひとりが通れるのみ、つまり上から誰か来れば対向出来ないので躊躇したが、せっかくだから確かめよう。上り階段を左に曲る、また左へボックスの形で、三回目の左。太陽光が僅かに刺す。行き止り、出ることも出来ない雪隠詰め。これはどうやら砲座跡の所のようだ。
「何じゃこれ…??」スグにUターンする。
第三砲台には“謎の通路”が他にも沢山ある。ひと気もなしに何十年も放置状態のはず。その割には綺麗に保たれている奇跡。
更に意外にも厭な地下生物が見当たらないのだ。“カマドウマ”とか“ゲジゲジ”とか。まぁ、見えてなかっただけかもしれないが…見えない物はいないもの精神で。
[閲覧注意…カモ?] 誰もいない弾薬庫に独りで降りていくと、そこには?!
此処で写真を撮ってみたのだが、ストロボ発光させると実に“カスな写真”となる。地下要塞の重厚な雰囲気がぶち壊しだし、白くふっとんで見事にフラットになってしまう。やっぱライティングがいるなっ。何度か撮ったが、面白くも何とも無い写真だ。
「う~ん、これではなぁ…」
ヤケにつまんない“倉庫写真の証拠写真”だな、コレ。消去。
「闇カッケー写真をうp」したかったのだが、残念ながらミッション・インポッシブル!代わりにコチラをどうぞ。タイトル「タイムトンネルを抜けた先に佇む、未来人(21世紀人)の姿」だっ!!
シュウオォォォ~ン!!!
将校宿舎跡は酷い廃れ方で、和歌山の山奥によくある廃村家屋そのもの。殆どの観光客が目にする場所に、あえて晒してある訳かな。修復はしないし、取り壊しもしない。コレって、何かの嫌がらせなのか…?!
「次、行ってみよう~つぎ」
東へ道は続く。すぐに、三叉路がある。三択“運命の分かれ道”ダナ。左は“野奈浦広場”へ戻る下り道。右は“探照灯跡”へと続く道。真っすぐ道なりは、“南垂水のキャンプ場”へと出る。しかし、第四砲台跡は、立ち入り禁止になったというしなぁ。
「さて、時間は14:30かぁ、まだ時間余裕だなぁ」よし、決まったなっ!
「せっかくだから、俺はこの右の道を選ぶぜっ!!右」…ん?!
ここで、何でかイイこと≧∇≦)و💭閃いちゃったのである。さっきの第三砲台地下弾薬庫に、加太の淡島神社に掃いて捨てるほど(推定三万体)あるという、お人形さんを配置すればよいのである!USJみたいな“嘘くせーパチもん小屋”だからマスゴミに叩かれた訳で。お人形さんだってこの場所なら覚醒するかもしれないではないかっ!!
[淡島神社お人形さん+砲台地下弾薬庫=もうチビッちゃうぐらいこえェェェ~ほんまモン世界]誕生!!
ど~かなぁ?!イケてるコンテンツと想うのだが。そもそも淡島さんの島なんだから、コレは理にかなってるだろ。
「なっ、文句ないだろ?」
そしてレイヤーさんのためにアニメシアターをやる!この弾薬庫は映画上映にぴったりな小屋だ。ここで観る“天空の城ラピュタ”はたまらんぞよっ!!
みたい見たいっ!!
う~むゅ…そうなると、大事なのは“土産物”だなぁ。友ヶ島の南斜面地を使って“トマト”や“オリーブ”更に“ぶどう”畑もする。地産お土産をど~ぞっ。更に考えられるのは、“ワイン造り”だっ!友ヶ島のイタリア化っ!!マンマミーア♡砲台地下で樽並べれば、立派なシャトーワイナリーではないかっ。う~む、これはすごく夢があるよぉ~♪
特産品「友ヶ島ワイン “爆薬風味”」の誕生!!
そしてイタメシ屋を、このあたりにおっ建てりゃイイかなぁ。シェフは満幸商店のオバチャンを、スカウトする。通称名は→「ジーナ」そして得意料理は「海の幸パスタ」。加太の鯛、鮑、雲丹なんか使ってね。すべて地産地消メニューで仕上げる。アドリア海並の抜群のロケーションで、目の前に食材産地なんて、夢の様な話だなぁ~!!
リストランテ「Mankoshimone」誕生!!!
これで世界中から観光客が、日本の新名所であるココ「Tomogashima」にドットコ押寄せるコト必定だよ!!まぁ、友ヶ島汽船だって“友ヶ島⇔関空航路”を開設し、ガバチョと儲け豪華クルーザーを買えば良い。
「夢があるねぇ~~!!」
さらに野奈浦にはヨットハーバーでキマリだなっ! ど~よ、このアイデア。随分と冴えてるねェ~今日の俺。
「友ヶ島パラダイス計画!!」で~いっ!!(ドヤ顔)
<この島に圧倒的に足らないのは「水」ナノだが、気ずかないのか?この男はっ!パラダイスどころでは無い!! 水だよ水!!>
う~ん、友ヶ島の道は“トトロの道”なんだな、イメージ良いなぁ~。足が速まるよ。さくさくサクッと。
さて“友ヶ島の明るい未来計画”(妄想版)を考えていたら、さぁ見えて来ましたよ、「探照灯跡」がっ。杜の中にヒッソリと佇んでいる。このイメージはトテモ気に入ったな。
「ヤホ~イ!!」
きょうイチ!じゃないかなっ。
なかなかなオシャンティな建物だ。横の階段の配置が何とも良い味、出してんじゃないの。このイメージまんま残して、リストランテが出来ないかな?“注文の多い料理店”てェ、コトでね。 *´艸`)プッ
サクサク…見終わって、帰り道のこと。
「ん…?」
何故か足に、違和感がある。「ず~ん!」と急に重くなった。なんだ、コレ何なのだ…?
「あ、コレなんかヤバイ!…やつ、かな」
立ち止まりすぐに、水分補給をした。考えてみると島に渡ってから、何と一度もトイレに行ってなかったコト(勿論大も小もね)にいま気がついたのだった。お茶は休憩のたびにかなりの量採ったのに。汗の蒸発量半端ないなぁ、恐るべし!友ヶ島!!!
[特別収録]友ヶ島の“😨ว熱中症”について <大切な情報>
熱中症とは簡単に言えば、体内から発汗などで急激に水分が失われ、そのために体温が急上昇する。最悪“生命危険”にまで至る可能性も。
○その症状とは…(案外自覚しにくい)
[軽い]めまい、筋肉がつる。
[中度]吐き気、頭痛がある。
[重い]意識障害、昏倒する。
○して事前対策は…(早めに手を打つのがコツ)
1に水分補給、2に塩分補給、3に食事を抜かない。
少しでも「何かヤバイぞ」と、感じたら涼しい場所へ移動、体温を冷す工夫を。友ヶ島では、こまめに涼しい場所で休憩をとる、冷水を飲むが、何より大切ですよ。島は春先より秋口まで、高温多湿の日が多く続きます。くれぐれもご注意ください!
“スタンド使い”の攻撃をからくも回避した我々ラピュタ隊だったが、まさか足を狙って来るとは予想も出来なかった。「この島にスタンド使いがいたとはな…」
ジョセフ(自分の事だが)は、素早く紫のトゲトゲなナンチャラを放った!!(←知らんのか~い!)敵のスタンドは「ダル」だったのだ!あの“南方熊楠翁”が熊野の山中で取り憑かれた怪異なのであった…オワリ。
「イタいやつだっ」棘ダケに…ドタドタ…Get back!
さっきの三叉路まで、ようやく戻ってきたな。
迷うこと無く直進し、まま降り道へ。
後はただ下り道が続くのみ。
慌てて歩く、我々一行。
「!?」
十年程前、ボランティア活動で友ヶ島に来たコトを思い出した。(実は子供の頃から、何度も友ヶ島には来ているのだ)確か、その時は道の脇にある立木に木の名前が書いてある木札を、黙々と取り付けていく作業だったなぁ。
少し立ち止まる。木々を確かめて見るとまだ“木札”が掛かってあった。過去の爪痕の発見だ。既に煤けて役目を果たせなくなっていたが、なんだかチョット嬉しいね。すぐにあの頃の思い出が蘇るからね…。
[最終章]闘い彷徨い続けたアキレス、確かな休息の場所へ。(或いは友ヶ島とラピュタと、宮崎作品の本質?!)
さぁ野奈浦広場に、帰ってきましたよ。時刻は、まだ16時前だった。少し降るの急ぎ過ぎたね。
かなりの人々が広場で三々五々船待ちしていたが、皆さんそれぞれが「活動限界!!」の模様です。桟橋前にある八インチ砲弾(実物)が凄いよっ!
最終便の一つ前16時発臨時便が、既に船桟橋に来ていた。疲れているはずなのに、桟橋上には綺麗な行列をつくる、攻略部隊の皆さん。外国人がビックラ~Σ(゚ω゚ノ)ノこく!という日本の風景なのだなぁ。我々といえば既に並ぶ気も失せてダラダラ、木陰で自販機のジュースなどを嗜んでいた。予定通り16時半の最終便に乗る予定なのだ。キラキラ光る野奈浦の海を見つめていた。
「ラピュタって、どう云う意味か知ってるか?!」
「たしか、ガリバー旅行記に、う~ん…さぁ?」
「La-putaは、スペイン語。意味は“売○婦”らしいでェ。スイフトは“わざ”とそう名ずけたし、宮崎駿も当然この事、知っていたはずだし…ねw」
「エロ♡ストーリーが元になってるとか?」
「そうそう…」
ワザと、なんだ「ラピュタ島」はね。宮崎駿監督は作品世界で、必ず文明批判や世相風俗を織り込んで来た。公開時、世はバブル期で毎日がお祭りの、ドンチャン騒ぎの様相。高級外車を普通のサラリーマンが乗り回し、ジュリ扇ビッ○がお立ち台で、踊りまくってたあの時代…う~ん、思い出すなぁ、あの時代。
映画の象徴的シーン。ストーカー(ロリィムスカ)に追いかけ回される“シータ”が、空からフワフワ降ってくる。沢山の「穴」のある炭鉱町に。そしてまたも荒くれ男にガンガン追いかけ回される。それを救けるのは「ラッパ吹きのパズー」アッシー&メッシーも厭わない(都合の)イイ男!!(確かに昭和バブル期、いましたねェ忠犬野郎が「しもしも~ポンギでシースー!オッケーケツカッチン!!」の世界)さらに地下世界まで「穴」にグズグズ堕ちて逝く二人。でも、闇世界はソレをも許さない。シータ拉致られて、遂に幽閉。 …シータ貞操の危機(小声)
リビドー炸裂!!「穴」がその象徴。
奇跡の反撃は「ビッカビッカ!光る宝石彡」によって。それを奪い合う愚かで浅ましい人間模様。その挙句に「ラピュタ・バブル」が弾けとび、全てが虚しく終わった…。
エンドロール f.in~
しかし、愛しの[シータ=ラピュタ]と考えたら、結構ヘコむでなぁ…アフターストーリーは「ボニーとクライド」始まるのか?!ドーラの娘時代はシータそっくりだしねっ!こりゃイロニーがキツいよねェ。
「へ?ママのようになるの?あの子」byドーラの息子
んでもって、皮肉タイトルが「La-puta」なのかよっ。世相をまんま描いてるよなぁ…。
[今回のオチ]
この島のあちらコチラで「○ソ○ッチ(La-puta)みたいィ~♡」キャピッ♪喜んどる、ねーちゃん達をの~んびり眺めて愉しんだ、我々が此処にいたのだった。
「ンじゃ、ラピュタ隊はこれにて、解散!」
「えぇっ!?」
「後、反省会なっ!」
「はあ…?」
帰りは“ともがしま丸”に乗って、サクッと加太港に戻って来た。
いやはや、流石に疲れたな…。反省会の会場は“雷鳥秘密基地”にて。
[附属記]友ヶ島(沖ノ島)の歩き方!サクッとまとめてみました!周辺観光案内もありますよ
友ヶ島のイケてる(カモ?)攻略情報
友ヶ島汽船(加太港渡船) ☎073-459-1333
○往復運賃 大人2,000円 子供1,000円
○加太港発 9時(始発便)~16時(最終便)
○友ヶ島発 9時半(折返し便)~16時半(最終便)
※火・水運休。天気・季節・カレンダー等により、便は増減する。欠航する事もあるので、電話等で確認のこと。
○加太港周辺、駐車場の料金は 700円/一日
友ヶ島案内センター(沖ノ島) ☎073-459-0314
○ 友ヶ島キャンプは“南垂水広場”が、比較的広くて桟橋からも近くお勧めです。飲み水は持ち込みが、必須です。井戸は飲料禁止です。
○女史の最大悩み事?、トイレが島内に三箇所あります!バイオトイレなので、流れる水が茶色ですよぉ♪話のネタに、一度チャレンジしてみては如何ですか?!
ペンション“海の家” (沖ノ島)☎073-459-1639
○宿泊は予約が必要です。友ヶ島唯一で人気の宿屋です。また、食事のみも可能。
(※桟橋前にある“友が荘”は、現状営業状態が不明。)
島探検には少しだけの事前準備が、必要です。
○ 友ヶ島の本質は「島のフリした山」なのである。少し多めの「飲み水」歩きなれた“「運動靴」弾薬庫探検の「懐中電灯」と「汗ふきタオル」以上四点は必須アイテムです!
○携帯電波は“最弱”(←アテにならない)ながら飛んでいます。しかし、わざわざ無人島迄来たヤツが、スマホいじりしたがるのも、如何なものか??
○意外にも無人島の割には、害虫類が少ないが(場所による)→“虫除けスプレー”。紫外線がエグいくらい、降注いでいる。日焼け対策→“帽子”、“UVローション”など。
○以上の装備を入れるリュック、ディパック等が良いです。両手を開けるのが、基本です。
EX,冒険気分を高める「ええ感じの棒」があるとイイね。空島でチョッパーが持ってたヤツ!!
🚋💨加太駅から渡船へ“迷わず”に行くには?
○ 南海難波駅から(急行、市駅乗り換え加太線)約1時間半で加太駅へ着く。
(JR西はアクセス悪いです。ご注意ください)
南海加太駅(和歌山市) ☎073-459-0029
○加太駅から桟橋までサクッ!と歩けば約15分位。しかし、加太ラビリンスに迷いこむと、思わぬロスタイム。ず~ん…(._."ll)วて、なるね。
「乗船前のメンタルは大事だョ!」んで、お勧めな歩き方です。
『まず駅前坂を降る。“加太観光協会”の建物がある。ここで役にたつ“観光パンフレット”を入手したい。横断歩道を渡り住宅街へ。そのママ真っ直ぐ(南方向)に、必ず“堤川”に突き当たるので、川沿いの道右へ(西方向)真っ直ぐ進めば、まったく迷うことなく“加太港”につきます』こりゃ、めで鯛なっ。赤い“加太大橋”の下が渡船乗り場です。
加太周辺のオモシロ観光案内始めます
○加太漁港近辺の観光情報は、次の動画をご覧ください。
推奨動画/加太の観光案内 友ヶ島汽船 コンパクトに観光名所がまとめられています。加太周辺観光の参考にどうぞご覧下さい。
推奨動画/加太をドローンで眺めてみると、コンパクトでイイ漁師町であることが再認識出来ました。新町温泉、加太漁港、素晴らしい。古き良き日本がココにある。
和歌山市は歴史豊かな街です。
☛google MAPにて「2号サンダーバード」名で「地元和歌山情報」をカキコんでいます。参考にどうぞ。
Please enjoy the adventure of Wakayama.
周辺の観光情報ブログ四選↓Click!してね。
○ここは和歌山市深山にある、もうひとつのラピュタ!「深山砲台跡」です。
○雛流しで有名な「淡嶋神社」が、渡船乗り場のすぐ近くにあります。
○少し脚を伸ばせば夕陽の美しい「磯ノ浦海岸」があります。
それでは皆さん、つぎはあなたの番ですよっ!楽しい冒険をお楽しみ下さいっ!!…GOOD✩LUCK!…
長々とした駄文をお読み頂き、有難う御座いました。これにて「友ヶ島旅完了」です。
じゃじゃーん…End!
[特別付録]アフターは、地元正調→“中華そば”で〆る!
地元では“中華”と呼んでいただきたい!「わかやまらう~めん♡」などという、オカマが身をよじってる様な呼び名は、いい加減謹んで頂きたいものだ。
加太港の近くで一推しの店は「丸平中華そば店」加太線八幡前駅近く(☎073-453-3004) 旧粉河加太線沿いにある。オバオバちゃん二人が、切り盛りしている店で昔ながらの“醤油あっさり中華(屋台味)”が楽しめます!!黄色のストレート細麺。茹ではチョイ硬、メンマ、チャーシュー、ナルト、ネギが乗るこれぞ王道。
「さぁ、おあがりよっ!!」
(18/12 一部加筆修正 8700文字、thank you for reading.bon voyage.)
【和歌山 加太 友ヶ島 旅 Part4】云うよねぇ …「廃墟みた~い!」「ラピュタみた~い!」「おま~らマジデスか?!」
友ヶ島はよく「天空の城ラピュタみたいな」イメージと形容される。でも本質は「ガチの戦争遺跡」なのです。たくさんの文化遺産が遺されており、知れば知る程じつに興味深い話なのです。
[友ヶ島旅 目次]☆
1、[序の章]「春だし暇だしどっか遊びに行こうではないかっ! 」
2、[序二段] 行楽地、いやいや攻略地決定!! 空から降りて来た?!
3、[第壱章]春だぁ…これは小夏日和?!ずいぶん暑いよぅ~加太の海
4、[第弐章]九時三十分。ラピュタ起動!!目標は「友ヶ島!!」
5、[中入章]日々是好日…処々。加太の美しい夕焼けなど寄り道話。
6、[第参章]は~い注目!友ヶ島での役立ち情報モロモロを伝達しま~す!!
7、[第四章]ちょっと待って。ありゃ、我々の為すべきコトは何だったっけぇ?
8、[第伍章]「灯台もと暗し」て DO YOU 意味かな?…かなァ?!
9、[第六章]第一砲台跡でワシらも色々考えたのだ。
10、[第七章]昼食、無事に完了。次は、とりあえず海岸に行ってみようか。
11、[第八章]さぁ次は、海軍聴音所にむけて大きく舵を切る!
12、[第九章]砲台跡階段で話し声。いったい、お前は誰なんだ…「マタオマエカ」
13、[第拾章]ホ~ント!!この世界は、一寸先は真っ暗闇なのである。色々謎が多いよねえ。
14、[最終章]闘い彷徨い続けたアキレス、確かな休息の場所へ。(或いは友ヶ島とラピュタと、宮崎作品の本質?!)
15、[附属記]友ヶ島(沖ノ島)の歩き方!サクッとまとめてみました!
○前回のお話しですよ↓↓↓ Part3です。
[第六章]第一砲台跡でワシらも色々考えたのだ。
我々ラピュタ隊は友ヶ島燈台の西側にある芝生広場で腰を降ろして、水分補給&ダベリングしていた。
ここは紀淡海峡眺めながらお弁当を食べるには、絶好の場所なんですよ。
「なんかね、友ヶ島は太陽が違うよな…」
「そうそう、光線量が倍ぐらい違う気が…」
「美白少女としては、日焼けが心配ナノょ」
「はぁ?誰が微白しょじょじ…」ハレーションするぐらい美白な、友ヶ島燈台である。
灯台の方から何やら、ハンドマイクの呼び出しが聴こえる。
「七十番台の方ぁ…いませんかぁ…」
「まだ、七十番台かぁ、順番ナカナカやでなぁコレだとねェ」…たしかに。
その時ワタシの脳内MPに、懐かしのシブイ曲が流れていた。「♪海に抱かれて 男ならばぁ~ 例え破れても 燃える夢を持とうぉ~♪」 by加山雄三
レトロな若大将(自分のことだが)やおら立ち上がり「じゃあ、トーチカ跡でも探ってみるか」と、言った。トーチカと言うのは第一砲台跡の左右に設けた測距儀(そっきょぎ)があった所なのです。すぐ近くなので行ってみよう。
これがトーチカ跡。ガンダムのアッガイたんに良く似ているのだ。このタコ壺の中で距離を測るのだが、前の開口部はたいして広くは無い。
中から見るとこんな感じ。三本の柱の上に測距機器があったのかな。このトーチカは北側右翼になる。南側左翼にも同様にトーチカがある。
三角測量→[A△B、底辺とABの角度]が解れば座標Cが測れる。
でも、精度はどうだったんだろ?光学式の測量機は、大変だろなぁ。陽炎やら、水蒸気やら立ちのぼり、まして動く相手だから。
中には伝声管がないね。床に穴があるが、コレがそうなのかな?第一砲台迄、随分と距離があるし。例えば…「小隊長殿!!敵艦、発見デアリマス!!」伝令が駆け込んで来る。
「距離、ロクマル…ン?(えと、端数が出るぞ困ったな)切捨てっ…」発令所では算盤をパチパチ駆使して計算しているのだな、大阪の船場出身の兵隊が。
…ウヌ、待ってられぬわっ!砲台の指揮官が叫ぶ!!「南、適当ニ、弾幕!!テェ~!!」
ドカン!💥ドカン!!💥
な~んてなことにならないかな?明治のイージスは、よく解らんが「巧遅拙速!」明治陸軍だもんね。
ココから延びるトレンチ通路がある。この跡をたどれば、砲台跡へ移動が出来る。
この第一砲台跡辺りは、ブッシュに覆われヘン虫?が飛び、熊蜂🐝迄飛んでいた。これヤバいよぉ~ヤバいよぉ~、注意!注意!!
「撤収! 灯台に戻ろう…」思わず小声になる。
灯台前では、海保制服(本物)のコスプレ撮影会をやっていた。
この暑いのに、わざわざウエットスーツを選ぶ所が偉い!さすが仙崎<偽)だっ。沖縄で体験ダイビングしただけのことがあったな。よく似合っている。
しかし、あれ?ワンサカいた観光客が、減ってしまったなあ。ハンドマイクが“百八十番台、いらっしゃいますかぁ”と叫んでいる…おっと、知らぬ間に順番が飛ばされているぞっ。そしてドタバタ挙句、ようやく灯台に登れたのであった。
友ヶ島燈台テラスに立つ。海抜60メートル。
たおやかな風が吹き、我々の気分は爽快。挙げアゲ~!
この場所には、独特のワクドキな高揚感が、確かにある。
聴けばここ「恋する灯台」に認定されたらしい。まぁ、一種の恋愛スポットてコトかな。成程ナルホド、この周辺リア充が沢山いるなぁ。羨まスィ~ぞっ!
「アオハルかよっ~!!」
紀淡海峡を往く巨大コンテナ船が、次々とやって来るねえ。目と鼻の先に対岸の淡路島、由良の町が見える。あちら側にも、生石山砲台がまだ残っているそうだ。
漁港に蓋をするように、細長い成ヶ島があって変わった地形ですね。たしか、このすぐ南に「立川水仙郷」がある。探偵ナイトスクープで有名になった「ナゾのパラダイス!」のある所だった。<笑
灯台テラスを、東南西北白發中!と時計周りにユックリと二周した。よ~しOK、後続にポジションを譲ろう。灯台の曲った急な階段は、降りる時にはかなり危険だ。灯台一階に旧型光学レンズがあった。コレ素晴らしい造形美ですね。
「よし、充分マン喫したぞっ!!」灯台見学終了!ようやく昼飯の時間だ。さっき休憩した芝生広場に、我々はまた移動することに。
すると突然、空からプロペラ音が聴こえた。
バラバラバラッ!
「おおっ、カッケー!!」手を振る。👋
「タスケテェ~!」また、手を振る。👋
海保の輸送ヘリコプターが、南方向から飛んで来た。かなりデカイ機体だな。灯台周りを旋回(多分撮影業務)して、関空方向へ去っていった。
[第七章]昼食、無事に完了。次は、そうだなぁ、とりあえず海岸に行ってみようか。
既に使用不可になっている手動式ポンプ。これ程レトロで錆びまくっていると、ある意味アートですらある。修理すればまだ現役続行可能だろうな。
池尻広場から孝助海岸へ出る。
岩場の海岸でイイ風景だよっ。孝助海岸の名前の由来は、難破した船から投げ出されこの辺の松の木に引っかかり無事に助かった孝助さん、そんな話がいまに伝わります。
まるで“絵に描いたような風景”と、形容するのにふさわしい場所ですね。
沖ノ島は北側と南側では、まるで印象が違う。南側は海岸が荒々しい雰囲気、波風のあたり方がコチラはキツイのかな。
浜はゴロタ石だらけで、海水浴はすこし無理そう。タイドプールが出来れば、浜遊びが楽しそうだ。
さて、このあと海抜ゼロから鷹ノ巣山標高120m迄一気に登るのだが、残り時間とペース配分も考えないとね。渡船の最終便が16時半、今が昼過ぎだから余裕で島の西半分は廻れるのだが、さてどうしたものかな…。
友ヶ島攻略!!…ポイントその参
📣はい、テゲテゲに、ご唱和ドウゾ
「友ヶ島巡りは、計画性がだいじ!でも、滞在時間配分は臨機応変に!!」
悲しい事に島での滞在時間は、限られている。日帰りだと朝の一便から、帰りの最終便までだいたい七時間は、島で活動出来るのだ。その気になれば、全ての砲台跡のコンプリートも可能だけれども、オススメは出来ない。妙な“トレラン気分”になるからだ。そのあげく帰路どっと疲れが出ることにもなるね。特に車のドライバーさんは危険だね。
目的を明確にして「一ヶ所に時間をかけると思わぬ発見」があったりする。それが楽しい。これが島巡りのコツだと思いますね。
ピンホールの小路。何か雰囲気が抜群!!もののけの道。ココを歩くの愉しいね!白い所だけOKルールで歩いてみる。楽勝ですね<笑
次は、あの「海軍聴音所」に行ってみようか。そして小展望台で小休憩して、いよいよ鷹ノ巣広場&第三砲台跡へとまわる“定石コース”だな。コレが目指すべき山「鷹ノ巣展望台」です。たいして高くはないが。
よしっ、出発だっ!!
「ヒィ~ハァ~!!」
[第八章]さぁ次は、海軍聴音所にむけて大きく舵を切る!
我々は池尻広場から上がる坂道を進んでいた。すぐに、キロポストがあった。右が「旧海軍聴音所0,5キロ」と、書いてある。よ~し、距離は大した事ないなっ。「面舵、ようそろ~」しかし、クネクネ山道は存外遠く感じる。
どっどぉ~ん!! 出たっ! わぉ!
おお、現れたぞっ、邪悪な香りがプンプンだぜっ!!
「ぱぁないのおぅ~」と、第一声。
「廃墟好きにはこりゃ、堪らない案件だろね」と、私がつぶやく。
「連続○○現場と言われても、信じてしまう魔力あり」と、仙崎はずー隊員。
「この漂う雰囲気は“夜の肝試し”とかはマジ勘弁ね」と、うしのしーた隊員。
「ココにもし夕方一人で来たのなら、全速後退!!!いっぱ~い」だねっ。
しばし佇み、外から眺めた我々の感想。壁面を石で偽装しているが、他の陸軍遺跡とは趣(おもむき)がまるで違う。同時代建築とも思えない。色々となんかへんだ。
「この建物は…かなりヘ~ンやなぁ~」…だろ?とっとと撮影開始だっ。
いちばん奥の部屋海側の正面になる。
重要な機器が並んでいたはずだ。もちろん今は何も無い。
窓からは海が見える。
何だか無駄に窓が、多い気がするぞ。何だろなぁ?この感じは、船の艦橋に似ているのです。「むぅ…はてさて…?」紀淡海峡に侵入して来る「潜水艦の出す排気音を聴音していた場所」と謂れているが、何か話が怪しい。事実を糊塗していないか。日本軍は京阪神地区を守る最後の防衛ラインを、“紀淡海峡に引いていた”と言う。
ココを抜かれたらおしまい、日本代表のセンターバックなのである!神戸大阪は火の海必定、けんのん剣呑。ヤバいよ、言わば“最後の砦”なのだ。なのに潜水艦の音を聞くだけとは変だ。
たしか当時の潜水艦はね…
参考資料/1896年(日清戦争の頃)の潜水艦「ホランド級」日本海軍一号潜水艦
性能諸元○排水量64トン○全長19m○全幅3m○吃水3m○最大速9km○乗員7名○武装18インチ魚雷発射管1門、8インチダイナマイト砲1門
ホランド級潜水艦は、アメリカの発明家J・P・ホランドが開発に携わった。
彼の名に因んだ一連の潜水艦、潜水艇の通称である。最初に実用化された潜水艦「ホランド」は彼の会社であるホランド・トーピード・ボート・カンパニーで製造された。
この「ホランド」級潜水艦は、アメリカ合衆国のほかイギリス、オランダ、カナダ、大日本帝国、ロシア帝国で建造された。(出典ウキペディアより)
ならば“海軍聴音所跡”と呼ばれるこの場所はいったい何なのか?
しばし周囲をウロウロしながら、ワタシは考える。ウロウロと考える。
大阪湾は楕円形の形をしていて、出入口は僅か二箇所しかない。西の明石海峡と南の紀淡海峡だ。合理的に防衛ラインを構築するには、紀淡海峡を固めるだろう。北上して来る敵艦隊を、地の利を活かし“隘路で待伏せ”一気に叩くのがセオリー。
陸軍は、由良砲台要塞にて迎撃体勢。海軍は、紀伊水道でしかるのち艦隊決戦を挑む。戦術的にはそうなるのかなぁ…ここは沖ノ島の最南端、岬の山の上である。紀伊水道が一番良く見える、場所。石や木で偽装している、半地下要塞です。第三砲台砲列の前に、水平砲座ならともかく…ただの「情報収集施設」では、かなりおかしいだろ?
じゃ、ホントの狙いは…何だ?
コレは二階(隠し部屋?)に上がる穴。梯子で上がるのかな?多分、将校がいた場所だろな。
しかしこれじゃぁ、まるで忍者屋敷だよ。
海の方に回って、外から二階部分を見た所。
森に覆われて、やっぱ秘密基地っぽい。壁の下の方にケーブル用の、小口が沢山開いている。いくつもの電信水底線を拡く敷設していたことは確か。ならば連繋機雷を海峡に敷設してあったのか。ナルホド成程…少し海軍参謀気分で、何か考えてみよう。気分は秋山真之だなっ!
「本日天気晴朗ナレドモ波タカシ君、元気やろかなぁ?あれから転校して長いことなるけど…ZzZz」
何となく ピーン!✨
コレは艦隊の「総合戦闘指揮所」なのかな?!
紀伊水道各所から、ケーブルで情報集め分析。(作戦行動中は、無線封鎖が鉄則)最終ラインに潜水艦隊、迎撃艦隊を並べ戦闘する、その作戦指揮を執る場所なのでは?
☆模式図☆
<島裏(大阪湾)に虎の子艦隊を隠すんだよ作戦>
SS [哨戒(偽装)船]…[潜水艦、機雷群]…[沖ノ島戦闘指揮所]…[由良砲台群]…[艦フリート群]…[神戸海軍泊地] NS
まず、集めた索敵情報をもとに敵艦を潜水艦が雷撃!各砲台から一斉射撃で弾幕を張り敵艦隊を水道で足止めして後、迎撃艦隊が出撃。そしてトドメの殲滅戦!!…だとすると、スケールでかっ!!
「絶対負けられない闘い!」が、此処にあった!!
さあ、次はあの“第三砲台跡!”「ラピュタみたい~♡」の“真打ち”と言ってもいい場所だ!!その前に一休みと。謎の“四本石柱”が立つ、小展望台に立寄ることにする。まぁ謎でもなんでも無く、単に台風で屋根が飛ばされただけのコトなのだが。ここには長ベンチとテーブルがあり、木陰になっている。海景色もすこぶる良い。
小休憩には持ってこいなのだっ!
ところがである。すでにベンチには“オタっぷる”の先客がトイトイに座って居て、余人を寄せ付けないオーラ。我々はやむなく横で水筒を立ち飲みした。でも、なんとなく話が聞こえる。なぜか“喰い気味”な兄オタ男!いったい何設定なのかっ?コレ、なんか笑えてきたので、背を向け海を眺めることにしよう。
オタ男Say「…ここまでェ~~モデルコースどぅ~りにぃきたよぉなぁ~~あと半分くらいかぁ~なぁぁ~…」(←声が小さいっ!)
貴腐人「…………(はぁ)」
う~む。おなごの方は“もうウンザリ、マジ勘弁”てな、空気バリだし。この島にではあるまい。ガムバレよっ、兄オタ男!キミのゴールはこの空のように、果てしな~く…︎︎☁︎︎遠い。イェイ✌
友ヶ島の空は何処までも蒼く、見事に晴れ渡っていたのでありました。
小展望台から神島を望む。昔は沖ノ島と繋がっていたコトが分かる。虎島と同じ状態だったのかなぁ。するとですね、すぐ目の前の海では“加太の漁船団”が何やら大騒ぎ中なのでした!
大漁だ!大漁だ!
友ヶ島沖は大漁だ!!
船ではお祭り騒ぎのようだけど
海の中ではいく万の、魚の弔いするのだろう
byみすずさんをパロってみますた。すいまそ~ん。
鷹ノ巣展望台広場 お弁当&休憩に良い場所。が、この日はギラギラと陽射しが異様に強かった。建物の真っ黒な影が出来ている。でも余りの暑さで誰もいない。汗、汗、焦る、しかし何でこんなに暑いのよっ!
関空域、航空ビーコン施設(VOR/DME)近くには三角点△119,9mがある。この島の頂点となる。この場所航空機マニアにはこの場所、たまらないのではないだろうか。
空を見上げると、関空から飛び立ったジャンボ機がグングン高度を稼いでいる。
「穹が何処までも、嵩い。」
[第九章]廃れ朽ち果て、草木が覆う。人の造りしもの。
鷹ノ巣広場から第三砲台へ降りてきた。
さぁ砲台巡りのメインディッシュだよ。ガンバろう!
砲台跡の保存状態は極めて良く、写真も素晴らしい“空気感”がでるね。
第三砲台跡東側入口のトンネルはまさに「タイムトンネル」だ。軽く百年以上は遡れるよ。
第三砲台跡は島内で一番高い場所にあり、最大規模の砲台。八つの砲座と弾薬庫をそれぞれ連結トンネルで縦横に結んでいる。コレはまるで西洋の城、地下は暗黒のラビリンス。飛行石はきっと、さらに地下の部屋にあるのだろう。
「はぁ~はぁ~はぁ~♪」続けて「実に素晴らしい。そう思わんかね」と、ムスカ(自分の事だけど)が言う。
「玉座の間とは、上出来じゃぁ~ないか」
「あなたとわたしの、お墓なのよ」と、うしのしーた隊員がしれっと言う。
「あ~ん?!バルスかっ!それだけは、勘弁なぁ。いろんな意味でな、三分だけまっ…」
「メガンテ…💣」…٩(。_∥)ウワッ!
※♪笑ってぇ~笑ってぇ~ムスカ~♪
はいミニコント終わり、通路横の階段をそろりそろりと降りてゆく我々であった。砲座に続く地下通路さらに横にも連絡通路があり、砲座下にも沢山の弾薬庫がある。ホント真っ暗闇なのである。「ライトオン⚡️ぽわ~ん」自慢の百均ライト(LED4個付き)が心許ないね。はっきり言って「メッチャコワい!」です。
やはり“ドカチンライト”がいるのかな。
まっすぐ進むと砲座跡に出た。
この場所で、コスプレねーちゃんが「ラピュタみた~い♡」と発言。そして、SNSで拡散したという“いわくの現場”なのだ!
パズーとシータが、丸い池をのぞき込み水没した都市群を見つける。ラピュタを象徴する名シーンだなっ! 仙崎はずー隊員が、水の中を覗きこんでいる。
「カメがいる…」
[特別付録その5]友ヶ島の謎な地図と砲台跡情報
コレははずー隊員が何処ぞから手に入れた「友ヶ島ラピュタ」の地図ナノだ。しかし、アバウト過ぎて良く分からんぞっ! 注目すべきは野奈浦桟橋に降ってくる、女の子の図だ。何かのイリュージョンなのか!?
由良要塞群の全体像とは…いまだに不明な点が多い。
由良砲台、堡塁跡(陸軍)は確認出来るだけでも二十五箇所以上ある。さらには海軍施設も存在する。未発見で埋もれた建造物もまだあると思われるので、時間があれば巡ってみては如何でしょうか。
【由良地区】淡路島地区
1 生石山第1砲台 2 生石山第2砲台 3 生石山第3砲台 4 生石山第4砲台 5 生石山第5砲台 6 赤松山堡塁 7 伊張山堡塁 8 生石山堡塁 9 成山第1砲台 成山第2砲台 10 高崎砲台
【友ヶ島地区】沖の島地区
1 友ヶ島第1砲台 2 友ヶ島第2砲台 3 友ヶ島第3砲台 4 友ヶ島第4砲台 5 友ヶ島第5砲台 6 虎島堡塁
【加太地区】深山、加太地区
1 深山第1砲台 2 深山第2砲台 3 男良谷砲台 4 加太砲台 5 田倉崎砲台 6 大川山堡塁 7 高森山堡塁 8 佐瀬川堡塁 9 西の庄堡塁
【鳴門地区】現状不明 (観光地化され、駐車場などになっている)
○第五話はコチラです↓Click!Please enjoy the adventure of Tomogashima.
(19/01 一部加筆修正 7800文字、thank you for reading.)